新生児集中ケア認定看護師とは

新生児集中ケア

新生児集中ケアに関する最新の幅広い知識・技術を用いて、急性期にあるハイリスク新生児の身体的ケアおよび新生児の神経行動学的発達と親子関係形成の支援に長けている認定看護師です。 2003年に新生児集中ケアが認定看護師分野に特定され、現在200名を超える認定看護師が全国のNICUや新生児集中ケア領域で活躍しています。 現在、新生児をとりまく周産期医療は、低出生体重児の増加や不妊治療による多胎児の増加、NICU後方ベッド数の不足から、NICUは常に満床です。 さらには小児科医師、新生児科医師の不足も相まって、新生児領域の看護師はその専門性をより高く求められています。

新生児集中ケア認定看護師に求められる能力

新生児集中ケア領域における特徴的な疾患の病態・診断・治療の理解をもとに、発達生理の知識にもとづいたフィジカルアセスメント能力を深めることで、新生児の病態の急激な変化を予測、重篤化を予防し、生理学的安定をはかることができること。
また、新生児の在胎週数に応じた神経発達や知能発達の理解を深め、状況に応じた看護技術の選択や応用、その効果やリスクの予測が実践できることで、新生児の障害なき成育のために神経行動学的な発達をうながすための個別化されたケアを実施できること。
さらには、危機理論の視点から出産・育児の意味および介入法を理解し、早産児の親の受容過程や、子どもを亡くした親の喪失体験を学習することで、心理的な危機状態に直面している母子・親子関係の確立を支援することができること等が求められます。

新生児集中ケア認定看護師になるには

新生児集中ケア認定看護師の実務研修における看護実績と教育課程入学時の勤務条件は以下の通りです。

1 通算3年以上、新生児集中ケア部門での看護実績を有すること。
2 在胎32週未満の早産児あるいは疾病を持つ正期産児の生後1週間以内における重症集中ケア及び親・家族の看護を5例以上担当した実績を有すること。
3 現在、新生児集中ケア部門で勤務していることが望ましい。

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NICUを有無をチェックが必要です。 基本的には、民間の産婦人科はリスクのある出産は対応しませんので、大学病院、公的病院など中心に探していく事をお勧めします。

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