救急看護認定看護師とは

救急看護

高度先進医療を担う救急医療ニーズに応えて、救命技術をはじめ危機的状況にある患者および家族への精神面の看護にいたる幅広い救急看護領域の知識や技術に熟達し、的確な判断にもとづいた確実な救命技術の実践・指導・相談ができることを主な目的として、1995年に「救急看護」が認定看護師分野に特定されました。 しかし、医師不足や救急患者の受け入れ困難などが社会問題となり、2008年度のカリキュラム改定で「地域・社会の救急医療ニーズに応えて」と目的が変更されました。 初期・二次救急医療機関、ドクターヘリ、市民への啓蒙活動など、救急看護認定看護師の活躍フィールドは年々拡大していますが、クリティカルな状況下でのチーム医療の場であることから、活躍のアウトカムが見出しにくかったり、特定行為を明らかにできていないなどの課題は残っています。

救急看護認定看護師に求められる能力

◆救急医療の場において
一刻を争う緊急場面で、かなり制限された時間と情報の中で瞬時に全身状態を判断し、処置や治療の予測、準備や調整、ときには予想を超える事態にも即応する診療の補助は、知識と経験に裏付けられた救急看護の専門性のひとつです。
緊急場面の診療補助にあって患者の苦痛を最小にする介入や倫理的配慮を行うには、高度な実践能力と、他職種からの信頼も必要となります。

◆初期や二次救急医療の場において
昨今の救急外来では、受診患者の増加、受信目的やニーズの多様化、高度な医療への期待の高まりなどが救急医療関係者に認識されるようになりました。 従来の初期・二次・三次救急という医療体制では不都合が生じることから、重症度、傷病の種類、年齢によらず、すべての救急患者を診療するER型救急医療に体制を整備する施設も増えてきました。
そこで必要となるシステムが「トリアージ」です。
これは元々は軍事・災害時において多数の傷病者の緊急度や重症度に応じて、適切な処置や搬送を行うための優先順位を決定するもので、平時の診療にも活用されるようになった概念です。
トリアージナースは統計的に処理された典型的な判断プロセスを知識として習得するだけでは役割を担うことは困難と言われており、トリアージの判断力には重点的かつ選択的なフィジカルアセスメントの能力が必要とされ、判断に基づく行動ではクリティカルシンキングやコミュニケーション能力、対人関係能力など、総合的な実践力が必要とされます。

救急看護認定看護師になるには

救急看護認定看護師の実務研修における看護実績と教育課程入学時の勤務条件は以下の通りです。

1 通算3年以上、救急部門での看護実績を有すること。少なくとも初療で6ヵ月、およびICU(必ずしもICUでなくてよい)で2年の実績を有することが望ましい。
2 初療において、CPA・重症外傷・意識障害・呼吸不全・循環不全・中毒・熱傷患者の看護の中から5例以上担当した実績を有すること。緊急手術の経験を有することが望ましい。
3 現在、救急部門で勤務していることが望ましい。

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