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皮膚・排泄ケア認定看護師とは

皮膚・排泄ケア

皮膚・排泄ケアはストーマケア、創傷ケア、失禁ケアの3領域をカバーしており、この認定看護師分野の基盤はストーマケアの専門教育が1960年にアメリカで開始されたことにはじまります。 そして日本でも海外で資格を取得したストーマケアナースの専門性が評価され、分野特定されました。 認定看護師制度が発足されるころ、欧米ではすでにストーマケアだけではなく、創傷ケアと失禁ケアも担うWOCナース(創傷・オストミー・失禁ケアナース)へとその専門性を領域拡大していました。 そこで日本でも分野特定するときには「創傷・ストーマ・失禁(WOC)看護」と決定されましたが、2007年7月に今の「皮膚・排泄ケア」に名称が変更となりました。

皮膚・排泄ケア認定看護師に求められる能力

◆創傷ケア
皮膚・排泄ケア認定看護師の専門性を語るうえで、社会的にも認められた実践能力は褥瘡ケアです。
2006年に診療報酬として「褥瘡ハイリスク患者ケア加算」が新設されました。
看護でご独自に診療加算を勝ち得たことははじめての快挙であり、看護師の専門性が社会的にも認められたことを証明しました。
2008年には「糖尿病合併症予防管理加算」が新設され、新たな看護技術が認められました。
この加算対象となる専従看護師に皮膚・排泄ケア認定看護師も認められ、褥瘡ケアの専門家から足潰瘍のケアへと創傷ケアの活動領域が拡大されてきています。
こうした診療報酬の獲得で、医療経済に成果をだせる認定看護師は各医療施設で必要な人材として求められ、急速に教育機関が増加し、現在では1500名を超える認定看護師が誕生しています。

◆ストーマケア
ストーマケアの対象には消化管ストーマ、尿路ストーマだけではなく、近年増加している胃ろう(PEG)や気管切開孔のケアも含まれます。
今後は医療施設から在宅ケアへとさらにフィールドを広げ、ニーズが高まると予想されています。
また、入院期間の短縮に伴い、ストーマケアに関する専門外来の設置はますます必須になります。
ストーマ造設が極力避けられるかなか、高齢者の直腸がんや膀胱がんはいずれもストーマ造設を選択されることが多く、追加治療として施される化学療法や放射線療法で脆弱な皮膚の対象者にはストーマが造設され、さらなる予防的かつ治療的スキンケアの強化が求められると言われています。

◆失禁ケア
急性期病院では、医原性に排泄機能に障害を残す患者の失禁ケアのニーズが高まっていますが、褥瘡ケアやストーマケアの対応が優先され、失禁ケアまで実践が及ばないのが現実のようです。
排泄機能の評価と適切な排泄管理を特化技術としながらも、実践に移すまではさらなる人材の育成が必要不可欠といえます。

皮膚・排泄ケア認定看護師になるには

皮膚・排泄ケア認定看護師の実務研修における看護実績と教育課程入学時の勤務条件は以下の通りです。

1 通算3年以上、外科系領域及びストーマケアを行う病棟、外来、または在宅ケア領域での看護実績を有すること。
2 ストーマ造設患者の看護を1例以上、及び創傷または失禁ケア領域の看護を4例以上担当した実績を有すること。
3 現在、創傷ケア、ストーマケア、または失禁ケアを行う病棟、外来、または在宅ケア領域で勤務していることが望ましい。

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施設形態で、一般病院、ケアミックス、訪問看護などを選択して検索。その施設での認定看護師の在籍数などをチェックをすることで、資格支援の温度感が分かるかと思います。

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